買い物上手

人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーの顔のパーツを
合成して誕生した幻のメンバー「江口愛実」が突然、埼玉ドーム
での公演に登場し、ファンを大いに驚かせました。

江口愛実とは、AKB48とグリコがタイアップして生まれた
CGのキャラクターで、AKB48の上位メンバーの顔のパーツを
合成し、すでに雑誌などのグラビアにも登場しています。
グリコの商品「アイスの実」の宣伝用キャラクターとして
起用されたのが発端で、現在でもグリコの「アイスの実」の
ウェブページには、AKB48のメンバーの顔を合成して新しい
キャラクターを作成できる「推し面メーカー」という
楽しいサービスが紹介されています。

この「推し面メーカー」で作成されたと思われる幻の
キャラクター江口愛実が、実際のコンサートに登場しました。
24日に行われた埼玉西武ドームでの最終公演のアンコールに、
主要メンバーを従えてセンターで歌って踊り、会場を騒然と
させています。

アンコール直前にCMソングの「アイスの実」の衣装を着て
準備するメンバーの後ろ姿が映し出された直後、イントロと
同時にCGではない、実体のある江口愛実が登場しました。
センターで堂々と熱唱し、最後まで正体は明かされることは
ありませんでした。

アンコールの演目が進行してもいっこうに種明かしがされず、
会場のファンはざわめくばかりですが、改めてMCとして登場した
メンバーの高橋が、「実は、皆さんをびっくりさせるために
ある方に愛実ちゃんになっていただきました」とネタばらしを
行い、ファンのボルテージも最高潮に達しています。

じつは、CMで江口愛実の声を担当していた12期研究生の
佐々木優佳里が、特殊メークで江口愛実になりきってステージ
に登場していたということでした。改めて佐々木が扮した
江口愛実がステージに呼ばれたようですが、すでに特殊メイクを
落としてしまったためなのか、ふたたびファンの前に姿を
見せることはありませんでした。