買い物上手

バブル景気絶頂期の1989年にホンダから発売された国産の
スーパーカー「NSX」が、ついにフルモデルチェンジすることが
確定的になりました。

ホンダがF1参戦をきっかけに「世界に通用するHondaの顔を
持ちたい」との願いをこめて開発したスーパーカー「NSX」は
1989年から2005年までの15年間、一度もフルモデルチェンジを
行うことなく製造された人気車両です。発売時点での価格は
国産車としては高額となる800万円でしたが、当時はバブル景気
の絶頂期で、飛ぶように売れ、納車まで6年待ちというほどの
人気ぶりでした。

このホンダの人気機種『NSX』に後継車が出るという情報は
英国の自動車メディア、『Auto EXPRESS』がスクープした
ものでした。このメディアがホンダ関係者から得た情報に
よれば、NSXの後継車には、ミッドシップに置かれた排気量
3.5～3.7リットルのV6ガソリンVTECエンジンが後輪を駆動し
前輪左右にはそれぞれインホイールモーターが搭載される
という、画期的な4WDのハイブリッドシステムが検討されて
いるという情報です。

このハイブリッドシステムは、ホンダが2001年の東京モーター
ショーに出品した『デュアルノートコンセプト』の発展形と
なっています。NSX後継車ではトータル出力400ps以上の
パフォーマンスと、高い環境性能の両立が追求されると
見られています。

また、9月のフランクフルトモーターショー11で、ホンダの
伊藤孝紳社長が「フェラーリの真似はしない」と、メディアに
語ったといわれており、ツインモーターのハイブリッドという
独創のシステムを搭載したようです。

以前にホンダのプレリュードなどには4WSという画期的な
システムが採用されたことがありましたが、今回のシステムは
それ以上のインパクトがあり、NSXは2014年にも復活を遂げる
事になりそうです。